ヨーロッパや東アジア周辺で栽培されている、スーパーフードといえば「けしの実」ではないでしょうか。日本でもさまざまなスーパーフードが流行っていますが、けしの実はまだ食べたことがない人も多いのではないでしょうか。知名度こそそこまで高くないものの、とても歴史があり長く食べられてきたものです。けしの実とはどういうものなのか、またスーパーフードとしての取り入れ方を紹介していきたいと思います。
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けしの実とは
ケシ科ケシ属に分類される草木になり、数多くの種類があります。ヨーロッパが原産と言われているものの、実際に野生化で発見されたことがないため、どこで作られたのかはわからないと考えられています。
花が枯れたあとに芥子坊主と呼ばれる大きな果実をつけ、熟した状態になると果実の天井部分に穴があき、小さな種子が飛び出します。けしの実の文化はとても長く、古代医学のテキストにも言及されていたようです。1550年頃にはけしの実を鎮静剤として使っていたこともあるようです。
けしは一年草や二年草として比較的育てやすく、春から夏にかけて大きく色鮮やかな花を咲かせてくれます。ただし、注意しなくてはいけないのが、ケシの仲間には法律で栽培を禁止されているものもあります。一言にけしの実といってもさまざまな種類があることを、覚えておきましょう。ちなみに英語では「ポピーシード」と呼ばれ親しまれています。
けしの実のがスーパーフードと呼ばれる理由
けしの実は、スーパーフードとしても高く評価されています。例えば、「鉄」「カルシウム」「カリウム」「マグネシウム」「亜鉛」などのミネラルを豊富に含んでいること、「食物繊維」の量も多いのでダイエット中の人でも安心です。
「オレイン酸」も含んでいるため、高血圧などの生活習慣病の予防にも効果が期待できます。便秘気味など、お腹の調子を整えたい人にもいいと思います。亜鉛も現代人は特に不足気味ですし、食事で含まれているものが少ないのでけしの実で取り入れるのがおすすめです。
それでいてカロリーが低く、さっとかけて使えるなどの利便性も特徴です。見た目が黒ごまにそっくりなのもあり、意外と知らずに食べていることもあると思います。例えば身近なところだと、あんぱんの上にけしの実が載っていることもあります。粒がとても小さく丸みをおびているのが特徴です。けしの実に味があるわけではないので、さまざまな料理にちょっとかけて使えます。
けしの実のおすすめレシピ
けしの実は使う場所を選びません。とはいってもどんな使い方をしたらいいのかわからないと戸惑う部分もあると思います。そのままサラダにかけて栄養補給としても使えますし、スープのなかにいれてそのプチプチ感を楽しんでもいいと思います。
海外などではけしの実を使ったスイーツなどもありとてもメジャーな食べ物です。クッキーのなかに入れて焼くと適度な香ばしさも感じられるので、けしの実の意外な食べ方としてもいいと思います。
スイーツはもちろん食事にちょっと足すだけでも使えるなど、便利なスーパーフードです。けしの実は使いにくいと思わずにちょっと足してみる気持ちで取り入れると、不足しがちな栄養をしっかりと補ってくれますよ。
まとめ
けしの実はそこまで知名度がないかもしれませんが、ちょっとしたときに使われていて食べたこともがある人も多いはずです。スーパーフードというと、どんな効果があるのか考えてワクワクしますよね。けしの実だけで痩せるなどは難しいと思いますが、足りない栄養を補いつつ、腸内環境も整えていけたらいいですよね。見た目も丸くかわいらしいので、けしの実を使うのはとてもおすすめです。
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